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取るに足らないお話

あぜ道

那珂川の山すそのあぜ道に彼岸花が満開になっていました。 今どきの子供たちには「あぜ道」の意味は分かるのでしょうか?
花だより

当会の会員さんが西日本新聞で紹介されました

瓢 鶴雅さんが西日本新聞紙面で紹介されました。お読みになった方もいらっしゃると思います。 手掛けている映画は、9月末に完成予定だそうです。
取るに足らないお話

夕日の大きさ

ある日、呼子まで新鮮なイカを食べようと、夕刻から娘婿の車で出かけた。 何しろドライブは大好きな私。あの美しい虹の松原をくぐってゆけると思うと、子供みたいにうれしい。 その松原を娘と感嘆しながら通り抜け、ひとしきり海辺のドライブを愉しんだのち...
取るに足らないお話

バーテンダー

これはまだ、世の中がコロナ禍に見舞われる以前のお話です。 Tさんが、ある日友人と二人で、ショットバーへ出かけました。 アルコールが廻るほどに、友人の話の内容もかなり濃厚になってきました。 そこでTさん「そんな話、バーテンさんに聞こえるわよ」...
小唄解説~木村菊太郎著より~

雨や大風

雨や大風が吹くのに 傘(からかさ)がさせますかいな雨や大風が吹くのに 傘がさせますかいなはい骨が折れまする 幕末から明治初年にかけて江戸に流行した。「世の中おもしろ節」に風の吹く日にゃ 傘はさせぬ 無理にさしたら骨が折れ 亭主大事にしやさん...
小唄解説~木村菊太郎著より~

桜見よとて

桜見よとて名をつけて まず朝桜夕桜 よい夜桜は間夫の昼じゃとえエエどうなと首尾して逢わしゃんせ 何時(なんどき)じゃ引けすぎじゃ誰哉行燈(たそやあんどん)ちらりほらり 金棒引く 三世坂東三津五郎が文政四年(1821)大阪で作詞作曲して舞台に...
小唄解説~木村菊太郎著より~

時雨して

詞・曲 大槻如電 時雨して 待つ身は辛き蔦紅葉訪のうものは軒の雨しめり勝ちなる床の花 明治中期に作られた江戸小唄である。「蔦紅葉」は、晩秋、山林に自生し、吸盤を持った巻鬚(まきひげ)によって巨樹にはい上がった蔦が、真っ赤に紅葉することをいう...
小唄解説~木村菊太郎著より~

河太郎

鈴木秀雄詞 初代佐藤章子曲 すすきかついだ河太郎南瓜畑をぶらぶらと 酒か団子かいい機嫌用水堀も薄どろを 誘う雨気の小夜更けて月に遠音の村囃子 ​この小唄は鈴木秀雄が帝展に出品された河童の絵を見て作詞したといわれている。河童は伝説の動物で、大...
小唄解説~木村菊太郎著より~

折りよくも

折りよくも 寝ぬ夜すがらや時鳥雨戸にさっと降りかかる誰やら門に訪れの顔に照りそう初蛍 明治中期に作られた江戸小唄である。時鳥(ほととぎす)の初音を聞き漏らさぬ様にと夜通し起きている風習は、平安朝の昔から伝承された日本人の生活であった。時鳥は...
小唄解説~木村菊太郎著より~

葉桜や

葉桜や 月は木の間をちらちらと叩く水鶏(くいな)に誘われてささやく声や 笘(とま)の船 向島の水神で、美妓を侍らせながら初夏の宵を楽しんでいると、水辺の茂みから緋水鶏のカタカタカタと、雨戸を叩くように高く鳴く声がするので、つと障子をあけると...